Works / 活動紹介

ゴドーを待ちながら

演出 照明 音楽構成 語り:勅使川原三郎
出演:勅使川原三郎 佐東利穂子
照明技術:清水裕樹(ハロ)
音響技術:三森啓弘(サウンドマン)
主催:KARAS
特別提携:シアターX(カイ)
上演時間:60分
初演:2015年12月10日 東京・両国 シアターX(カイ)
現代演劇史上、数多く上演されたこの戯曲は、もっと活き活きと
した公演が可能であると考えていますが、私は勇気と大きな喜び
をもって立ち向かいます。
作者のベケットは言語のみならず身体を強烈に注目した希有な
作家ですが、ミニマリズムの膨張と極小のオペラを目指した芸術
家であると私は考えます。減るものと増えるものとが交差する
エネルギーに劇性を与えていると言えないでしょうか。
身体の豊かさよりも貧しさに注目し、増えるのではなく減ってゆく
道程としての身体、空間という概念を極力抑え込んだ、とても
ユニークな創造者であると、私は考えます。私の内側に潜む量産
する拡張エネルギーと消失しつづける揮発性エネルギーは、常に
私の芸術創作に多大な影響を与えています。
何かを実在させる為に。
勅使川原三郎
ギャラリー