勅使川原三郎が語る
「ロミオとジュリエット」
二人は何を見つめるのか

ー作品テキストには “死後の二人の魂は二つの亡骸を見つめて微笑み合う” とあります。
 なぜロミオとジュリエットに、自分たちの亡骸を見つめる視点を持とうと考えたのでしょうか?
 
勅使川原三郎:
私は死あるいは死者を想うときに
生前経験した思いというものを持ち続けている
死者の魂が存在すると考える。
 
まるでお能の死者が
現世に戻ってくるように。
 
死後再会した死んでしまった二人の恋人は、
お互いの二つの亡骸を見ながら
悲劇を超えた感情を持つ。
 
純粋という愚かさ、愚かさという純粋。
それを感じ合う(死後の二人が)。
 
生きているときに見ることのなかった(愚かさ)を
皮肉を持った微笑みを分かち合う。
 
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文学的な解釈ではなく、
身体によって原作に向かう、
ダンスによって物語が変容していく試み
 
まもなくアパラタスで新作が生まれます。
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