


ダンサー、演出家、振付家。1981年より独自の創作活動を開始。85年以降、自身のカンパニーKARASと共に世界中に招聘され公演を行い、既存のダンスの枠組みに捉えられない新しい表現を追求している。呼吸を基礎にした独自のダンスメソッドと、光・音・空気・身体によって空間を質的に変化させる独創的な作品は世界のアートシーンから高い評価を受けている。また、パリ・オペラ座をはじめ欧州の主要バレエ団への振付や、ヴェニス・フェニーチェ歌劇場「ディドとエネアス」やフェスティバル・エクス・アン・プロヴァンス「アシスとガラテア」等のオペラ演出も相次いでいる。そして、創作基盤のメソッドを基礎にしたワークショップを、活動当初から現在まで、10代から70代の人々を対象に行っている。
プロフィール詳細:
http://www.st-karas.com/profile_jp/

1973年1月15日生まれ、パリ出身。83年パリ・オペラ座バレエ学校入学、89年パリ・オペラ座バレエ団入団。98年12月31日「ドン・キホーテ」でエトワールに任命され、以来15年間、エトワールとしてオペラ座バレエ団の輝くスターである。子供を2人出産後も、更に魅力的で存在感に満ちあふれている。テクニックのみならず、卓越した表現力は他者の追随を許さない。パリ・オペラ座バレエ団の作品で多くの観客を魅了し続け、2013年秋に初演された勅使川原三郎振付による同団公演「闇は黒い馬を隠す」でも圧倒的な感動をもたらした。また14年3月のパリ・オペラ座バレエ団来日公演でも大絶賛を浴びている。14-15年シーズンでオペラ座バレエ団引退が予定されている。

「Saburoさんと仕事できることはとても幸せであり、とても光栄なオファーだと思っています。
その人にとっての自然なダンスを見つけるために、私たちを導いてくれるやりかたがとても好きです。
考え方も自然な方向に導かれるようです。
それは考えるというよりは感じること、例えば普段は意識もしないような身体の細やかな部分や皮膚を感じる、ということだったりします。
それはまるで再びあかちゃんのようになって創作することや感じるということを経験するかのようです。」
オーレリー・デュポン


勅使川原は2回に渡ってパリ・オペラ座に招聘され、作品を振付けている唯一の日本人である。2013年の秋、パリ・オペラ座バレエ団に委嘱されて創作しオーレリー・デュポンをはじめとするダンサーが出演した、勅使川原三郎の作品『闇は黒い馬を隠す』は、空間を感覚的に知覚させる独自の演出が高い評価を得た。オーレリー・デュポンと勅使川原三郎は厚い信頼関係で結ばれており、今回の新作の為に来日することが決定した。
2014年8月、勅使川原三郎の新作に出演するため、パリ・オペラ座バレエ団エトワールのオーレリー・デュポンが再び来日することが決定!!国際的に活躍し、国内外でますます評価が高まるアーティスト勅使川原三郎の新作は、東京、愛知、兵庫の3劇場と、同氏の主宰するカンパニーKARASの共同制作で実施されます。コンテンポラリー作品への出演では初来日となるオーレリー・デュポンをはじめ、勅使川原三郎本人に加え、ダンサーとして国際的に評価の高い佐東利穂子、近年目覚ましい成長を遂げているKARASのダンサーが出演。夢幻の世界を舞台上に具現化します。
ご期待ください。