Works / 活動紹介

読書 本を読む女

構成. 振付. 照明. 美術. 衣装. 選曲 勅使川原三郎
アーティスティック・コラボレーター. 選書. 朗読 佐東利穂子
出演 佐東利穂子、勅使川原三郎
 
舞台監督:小林裕二
照明技術:清水裕樹(ハロ)
音響技術:国府田典明
 
主催:有限会社カラス
企画制作:KARAS
特別提携:シアターX(カイ)
 
上演時間:60分
初演:2021年6月 両国・シアターX
「本を読む女、佐東利穂子」
 
本の中の文字、文体、物語に身を投げ出し踊る、それがダンサー佐東利穂子である。
少女から大人への坂道をくだる時、陽がつくる影や影がつくる月に震える冷気上昇。
切れる直前のフィラメントのダンス論、微細な輪郭のブレは内なる分身の無言の響。
彼女は、本の頁を縦横無尽に行き交い、分厚い本に突き刺さり貫通し時を切断する。
その時、身体を失い魂を天と地に明け渡し、半透明になって匂い香る死へ滑空する。
 
勅使川原三郎
『読書』でよまれた本
ゲーテ「形態学論集・植物篇」 (木村直司訳、ちくま書房)
泉鏡花「外科室」
ラフォルグ「ペルセウスとアンドロメダ」 (『ラフォルグ抄』吉田健一訳、小澤書店)
ル・クレジオ「物質的恍惚」 (豊崎光一訳、岩波文庫)
川端康成「片腕」(『眠れる美女』、新潮文庫)
夏目漱石「夢十夜」
オノレ・ド・バルザック「セラフィタ」 (沢崎浩平訳、国書刊行会)
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