Works / 活動紹介

羅生門

原作:芥川龍之介
演出・振付・照明/美術/衣装デザイン・音楽構成:勅使川原三郎
アーティスティック・コラボレーター / 朗読:佐東利穂子
出演:勅使川原三郎
   佐東利穂子
   アレクサンドル・リアブコ[ハンブルク・バレエ団]
   宮田まゆみ(笙演奏) *東京公演のみ
 
   河城瑞季、佐藤静佳、袴田真矢、福光花梨、宮本咲里、吉田美生、渡邉菫
 
 
舞台監督:金子芳浩[ニケステージワークス]
舞台監督助手:高梨智恵美[ニケステージワークス]
照明技術:清水裕樹 [ハロ]
音響技術:三森啓弘 [エスアールテックプランニング]
衣装製作:武田園子 [ヴェロニク]
美術製作:野村真紀 [東宝舞台]
広報協力:加藤智子 横井亜紀子[中野文様研究所]
 
主催:有限会社カラス
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:ドイツ共和国大使館
企画制作:KARAS
共同企画:愛知県芸術劇場
 
上演時間:60分
初演:2021年8月 東京芸術劇場 プレイハウス
 


 
愛知公演 
主催:愛知県芸術劇場 共同企画・制作 愛知県芸術劇場、KARAS
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会
協 賛一般財団法人セガサミー文化芸術財団
 
 
 
雷鳴がとどろき、激しい雨が降りしきる。捨てられた死体が重なる、禍々しい空
気に満ちた羅生門。そこに、一人の下人が駆け込んでくる。下人の目が捉えたの
は、横たわる女の死体から、髪の毛を一本、また一本と抜いている老婆の姿だ。
抜いた髪の毛でかつらを作り、売るという老婆。その忌まわしい行為に強く嫌悪
した下人は、老婆を殺し、着物を奪い逃げる。その悪事のすべてを見ていたのは、
鬼だ。鬼は下人を逃さなかった。聞こえてくるのは、断末魔の恐怖の叫びか、恍
惚の吐息か。羅生門の闇が、動き出しーー夜明けの冷たい光にとけてゆくーー。
 
勅使川原三郎

 
 
 

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