「静か」echo of silence
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昨日につづき、本作について語る勅使川原三郎のコメントをお届けします
 
ー改めて、なぜこのように一切音楽を使用しない "沈黙のダンス”を創作しようと思ったのでしょうか?
 
勅使川原:音が無いということは、豊かな時間を創出します。ただ無音でダンスをやったらどうかということではありません。豊かさや明解な存在を作るための沈黙です。「静か」には無数の極薄い「静けさ」が折り重なってて、身体が無音の「静けさ」の上に存在します。そこに非日常的な空間が現れる。ダンスが新たに現れる時間を創出するのです。この作品は問いからではなく明解な準備から始まりました。無音の中で身体と空気との絡みが作りつづける「静か」のダンスです
 
2016年5月3日「静か」シアターΧ (123)
  

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