2016年9月8日

8m-01
メルマガ用580×330
                      稽古場より photo by Naoshi Hatori

 
久しぶりに書きます。
今、私は名古屋に滞在しています。オペラ「魔笛」上演のためです。
歌手への演出、衣装のデザイン、舞台装置や照明デザインも
手がけていて、毎日てんてこ舞い。しかし全ては順調に進んでいて
演出の方はすでに出来上がり、あとは東京で稽古をしていた
東京バレエ団のダンサーたちと歌手たちが舞台上での稽古をして
全ての構成が整います。
今日から劇場仕込みの初日。今後ステージリハーサルをして、
衣装、装置、照明と出演者全員が揃うピアノリハーサルになります。
その時、初めて勅使川原演出の「魔笛」の全貌が表れる時です。
佐東利穂子はオペラの初めから終わりまでとても重要な存在です。
場面ごと随時登場してナレーションを語り、
多くの場面でダンスします。その縦横無尽の登場は、
演出構成としてリズムを与える役割でとても重要な存在です。
語りはいつものKARAS作品の時と同じように的確で魅力的です。
ですから、より“KARAS的なオペラ”と言ってよいでしょう。
また、報告します。
アップデートダンス#39「米とりんご」の公演には
どうぞご来場ください。私と佐東利穂子はこちらの公演のために、
立ち会えないので失礼しますが、見てくださるとうれしいです。
 
                  2016/9/8 勅使川原三郎 
                   [メールマガジンNo.557より]

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