延々と繰り返すワルツ
「未知の時」に身を投げだすダンス
終わりの無い時に乗って
今日が「もう一回」の最終日です。
まさに「もう一回」踊ります。
私はこの作品の構成を考えた時には想いもつかなかったことを、
日々の公演から得ることができました。
「未知の時」に身を投げ出すダンスと書いたように、繰り返される
ワルツが生きる「未知の時」となり、
そこにダンスがあると感じました。
生きることはどこにあるのか?今ここにある、ではない「未知の時」
というものが、自分を生かしていいるかもしれないと考えました。
もしかしたら感情による直観的な理解なのかもしれませんが、この
身体が感じ取ったことは同時に瞬間瞬間に考えたことだという実感
があります。デュエットのパートナー佐東利穂子も同感しています。
これはダンスの中にしかない「時」なのかもしれません。
2016.4.19 勅使川原三郎
[メールマガジンNo.377より]
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