「もう一回」2日目の佐東利穂子のソロは、
いままでにない彼女のダンスとの出会いでした。
止めどもない動きの流れ、留まらない内側からの放射、
それをなんと言い表せるだろうか、
ずはり、それこそダンスとしか言えません。
極自然に踊っていたのか、
いや激しい葛藤から湧き出る流れ、そして停滞、
しかし決してとどまらない冷酷な観察と狂気直前の沸騰、
それらが同時に全身隅々から放射する。
終わりのないワルツが突発事故のように消える、
だが彼女は決して終わることがない、そんなダンスを私は見ました。
2016.4.13 勅使川原三郎
[メールマガジンNo.367より]
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