「静か」無音のダンス は一昨日3回目の公演を終えました。
初日2日目と佐東利穂子から私へとソロがつづいた後のデュエットは
とても有意義な公演になりました。
各ソロとは異なった、
より内容豊かなダンスが生まれたと言ってもいいと思います。
終始無音という空間が、二つの身体(その内と外)から現れでるようです。
それはいままでにない時間感覚を引き出すダンスと言えるでしょう。
基調となる無音は、観客の方々と共につくりだすのだと気づきました。
これは公演の日々から得た実感で、
新たに生まれる無音空間のつくり手として観客の力。
これはとても面白い発見です。
本日月曜日から「静か」の後半がはじまります。
ぜひ、ご来場いただき一緒に無音をつくり、
生きた「静か」にご参加ください。
2016/2/1 勅使川原三郎
[メールマガジンNo.294より]