時々日記  2025.10.17 勅使川原三郎

前回は久々日記だったが、今回は続々日記だ。
もうすぐイタリアからダリオ君が来日して、佐東利穂子とぼくの
3人による新作「記憶と夢」の稽古が始まる。稽古時間は様々な
条件(ズバリ予算)があって短いが良い稽古を重ねる。彼は以前
バーゼルバレエに振付けた「人間のように」でメインのダンサー
で、質を変化させることができるとっても面白いダンサー。珍しい
タイプで、まさにこの新作に最適の身体と動きがある。それにし
ても、どんな作品になるのだろう。人間=にんげん=宇宙人が、
ジョセフ コーネル的のミニチュア世界、閉ざされた空間=部屋
=体内=地球をのぞき=観察する。古い木箱を初めて開ける手つ
きダンスが始まる。そんな風になるのかもれないかもしれない。
 


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