時々日記 勅使川原三郎 2025.10.29

昨日は「記憶と夢」の4回目の公演。良い公演だったと思う。
我々のダンスの新たな方向を見極め、その歩みは加速している。
過去の大事なダンスが今の身体により新たに構想する道を築く。
まだまだ身体は少しずつ進化しているとも感じることもできた。
そして作品を作ることが作品以上の何かを見出す要因になる。考
える事とも異なる精神を探る事とも違う、魂というものなのか。
なぜ新たと?、いや新しいわけではない。気づかなかった我々の
根底にまさに根をもつもの、それを魂と感じているようだ。
思考ではなく、得体の知れない力ではないか。自然界により近く
に生きる。得体の知れない生きる力が作らせる秘密ではないのか。

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