佐東利穂子 新作「紫日記」に向けて

この新作、創作が待ち遠しい。我々は個々に独自の感覚を持ってダンスに向かっています。「紫日記」こそ、佐東利穂子の身体の外側と内側が、いままでにない形に表されるのだろうと、私は期待する。
存在が不確かだが、現れては消えてゆくこと、その反対に確かにそこに在るが、ほとんど無いかのよう希薄な有り様、これらは佐東利穂子の心がひかれる物や事だと常々話している。
それは全く彼女の身体の存在とダンスそのものでもあります。
無限の過去と未来の真ん中に踊る佐東利穂子が生きる「今」、「紫日記」。

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