「悲しみのハリー」改作ノート

「ソラリス」からの影響と別れ
原作のレムの小説、タルコフスキー監督の映画から離れて創作した、ソロダンス。
ダンスが生まれる空間を作り、文学や映像とは異なる方法によって、「ハリー」を出現させる。
佐東利穂子の特別な身体感覚が、愛と命を燃焼させるダンス。
この改作公演は、佐東利穂子と便川原三郎の新たな次元のダンス創作に重要な出発である。
内面の深みを極限までダンス的に追求する。
そしてここから新たな何かが生み出されるダンス、いや不可能な感覚表現に向かう

勅使川原三郎

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