
演出/振付/照明/美術/音響/衣装:勅使川原三郎
選曲:勅使川原三郎、宮田佳、Neil Griffiths
出演:勅使川原三郎
上演時間:55分
初演:2007年12月8日 新国立劇場
主催:新国立劇場
公演記録:
2008年モンペリエ(仏)
2009年リヨン(仏)、マルセイユ(仏)、パリ(仏)、レッジオ・エミリア(伊)
2010年イボス・タルブ(仏)、トゥールーズ(仏)、コロンバス(米)
ミネアポリス(米)、オタワ(加)、モントリオール(加)、
ニューヨーク(米)
2011年グルノーブル(仏)
それにしても空に期待する
聴こえて来そうな音楽を思う
過去も未来も一緒になったもの、形が形を超えたもの
朝はあるべきように朝である
あるべきようにある
形はあるべきようにある
それを知るのはすこしでもうれしくなれる為だけではない
それは生命の形がまたとない形となって現れてくる現実に直面する事だ
あるべきようにある形
それは朝から始まる
そして、それにしても、期待する
水色の皮膚が氷に溶かされる夜明け
背中を反りかえさせた者は
電気に骨を鳴らしながらだれかを待っていた
口に入れた物は食べ物ではなく
すでに形を失った役に立たない物ばかり
自らが個体である事の限界を悟り始めた頃
青緑の光さえ温かい
この作品に寄せて

勅使川原三郎
2011年4月15日(金), 16日(土)
メガロン・ザ・アテネ・コンサートホール
アレクサンドラ・トリアンティ・ホール
「ダンスで重要なことは、生きているかどうかだ」と勅使川原は語る。ミロクの力が満ち引きする時空で、勅使川原は生きているだけではなく、触れられない存在であった。私たちには霊そのものを捉えることができないからだ。
| ニューヨーク・タイムズ紙 2010/7/12 ギア・コールラス |
勅使川原は、周囲に脈動する見えない力によって、腕や胴体を海藻のように漂わせ、自在に浮遊していた。絶え間なく変化し続ける光と音楽、響き続ける音響、そして光の柱が観るものを魅了し、アーティストを完璧に巻き込みながらも完璧に存在させる、絶対的な空間感覚を創造した。、、、勅使川原の「ミロク」は、光、音、そして言うまでもなく動きによって未知の時空を切り開く。しかし、最も驚くべきことは、舞台上にはたった一人のアーティストがただ独りで踊っているという事実、そしてこの一つの作品と一人のアーティストが、見事なまでに永遠の感覚を生み出しているという事実だ。
| コロンバス・ディスパッチ紙 2010/4/17 バーバラ・ズック |